今回は、子供の撮影について少しお話します。
ニコンなどは撮影メニューの中に、
「子供スナップモード」が有ります。
このモードは、
肌の色は健康的に美しく表現されます。
また、服装や背景なども、
色鮮やかに仕上げることが出来ます。
「子供スナップモード」がない場合は、
「ポートレート」や「クローズアップ」モードでも、
子供の撮影に向いています。
子供をいきいきと撮影するポイントの中で、
重要になってくるのが構図だと思います。
画面の中で子供をどれくらいの大きさで撮影するかで、
専門用語的に呼び方が変わってきます。
顔を画面からはみ出すくらいにアップで撮影する、
「クローズアップ」
胸から上を撮影する「バストショット」
全身を撮影する「フルショット」
風景の中に子供を小さく入れる「ロングショット」
以上の4つになります。
子供に限らずですが、
人物を撮影するときは、
カメラ目線よりも「他の何か」に夢中になっている瞬間を、
撮影するほうが良い写真が撮れると思います。
出来れば望遠レンズでこっそり撮影したほうが良いでしょう。
この時のポイントは、
子供の目線の前方に空間を作って撮影することです。
以前お話した、
フォーカスロックを利用します。
子供にピントを合わせ、
その後に構図を変更します。
子供を中心に置くのではなく、
わざと左右にずらして撮影します。
これだけで、
写真の中に流れや動きが出来るはずです。